本日はネットオークション【ヤフオク】で落札された完成品ガンプラを落札された方へ
確実に安全にお届けするためのガンプラの梱包方法を紹介いたします。
その前にちょっと前置きから【長文だけど我慢してね】
私は運送事業に従事しているんですが以前、配送物の管理、責任者を担当しておりました。
大型精密機械から医療用関連の機材・機器、その他精密機器、ディスプレイ関連の装飾品や引越し等の梱包、配送、管理を10年以上経験しそのノウハウを利用しています。
できるだけ費用を掛けず簡単に梱包でき尚且つ安全に確実に落札者の元へ完成品を届ける梱包
少し話は変わりますがヤフオクでもガンプラ完成品の出品って多いですよね。
その中で実は結構、いろんな意見や話を聞く機会が有りガンプラ完成品を発送する場合に出品者側でもいろんな思考があることが分かりました。
この辺はまた後日記事にしたいと思います。
それでは!
発送のための梱包をする前に!
落札された出品者の皆様!! この事を念頭に作業することを忘れないでください。
『 完成品を無事に確実に落札者の元へ届ける!! 』
この事だけは忘れてはなりません。
ではまず最初に用意する梱包資材です。
・チャック付きの収納パック
100円ショップ等で入手できます。
大中小サイズで各種用意しましょう。
*ダイ〇ーさんのが数も多くてお得みたいです。
・ハサミ
・カッター
・メンディングテープ
・梱包用緩衝材
これらも全て100円ショップにて購入可能です。
*画像の緩衝材は食器などを包んだりする事によく使われるもので『ミラマット』等と呼ばれるものです。
・エアピロー
これは専門の梱包材取り扱い店等で入手もできますが私の場合ネットショッピングで送られてきた荷物に緩衝材として利用されているもを再利用しています。
*ヨド〇シとかの通販だとこれが入っています。
俗にプチプチ(エアパッキン)と呼ばれる緩衝材でも代用可能です。
次に発送するための箱なんですが私は郵便局の60サイズの箱を利用しています。
税込100円です。
もちろん再利用できる箱でも十分良いのですが60サイズにしている理由は
・『落札者への送料負担の軽減(送料落札者負担の場合)』
・『通常のHGシリーズ、MGシリーズなら十分な大きさ』
・『配送時の梱包物移動の可能性が小さい』
また、ダンボールの箱も耐久性の問題があります。
使われている紙や構造の違い、再利用品の場合はどうしてもこの耐久性が落ちている場合もあるので注意です。
また贈る商品(完成品やパーツ)より遥かに大きいと思われる箱だと緩衝材で隙間を埋めても何が原因でズレたり移動幅が大きくなるかわかりません。
それは国内への配送であれば確実に陸送であるからなんですが私の経験からトラックや鉄道などの場合、どうしても振動から逃れられません。
それこそひとつの荷物に一人ずつ人が手に持ち運ぶのであればこの問題もありませんが大量の荷物と一緒にコンテナに収められ陸地を配送されます。
トラック等もエアショック仕様のトラックも多くなりましたが私の知る限りこの振動を全くない状態で運ぶ事は不可能なんです。
なので梱包物に対しあまり箱が大きいと詰め物をしていてもどんな振動でその状態が崩れるのか予想もできないんです。
そのため、できるだけ梱包物が移動しない(移動幅が小さい)ものにするかが重要だったりすんです。
これは現在の流通でもわかりますが規制の箱詰め商品ができるだけぎっしり詰まった状態で配送されている状態からもご理解できると思います。
また長くなっちゃいましたが( ̄▽ ̄;)
では完成品の梱包を紹介します。
ここで利用するのは『ミラマット』と『メンディングテープ』で加工用にハサミ、カッター
まずはミラマットを縦長の短冊状にしたものを利用します。
・各パーツに合わせて幅や長さは調整してください。
・筒状にし腕、脚部をカバーします。
固定はメンディングテープで
要は可動部分等のパーツが振動等で動き他への接触を防ぐためです。
腰部の可動アーマーにも短冊状のミラマットを這わせます。
・ガンプラの頭部は可動部分でもありアンテナなどのパーツも多い場合があります。
まず画像のような凹型に切り抜いたミラマットを用意
凹んだ部分は首に通すようになります。
・頭部カバーを作ります。(画像左)
・画像右はランドセルカバー用です。
材料はガンプラの空き箱を切り抜いたもので。
硬さといい、加工のし易さからオススメです。
パーツに接触の可能性がある内側は箱の光沢のある面を利用するといいでしょう
・先に作った凹型のミラマットを首にはめ込み肩の部分を保護し頭部保護用の筒を被せます。
(この時点で固定する必要はありません)
・ランドセル部分ですが今回はメタルバーニアを使っているので結構外側へメタルバーニアが飛び出ています。
それを保護するためにカバーを付けています。
この時もミラマットをランドセルに被せその上からカバーを取り付けます。
(こちらも固定する必要はありません)
ここでお気づきの方もいるかもしれませんがテープによる固定をあまりしていません。
これはテープの貼り過ぎにより開梱時にパーツに付着する引っかかるなどして破損の原因にもなりかねません。
またメンディングテープである意味もあります。
粘着力の強いテープであれば固定も容易なんですがテープ自体に利用されている粘着剤や振動により剥がれた場合にパーツに付着する可能性もない訳でないのでそれらを回避するためのものです。
面倒と感じる方もいるかもしれませんが『念頭のことを忘れないでください』
・ランドセルのカバーの脱落を防ぐために幅広で作ったミラマットを2つ折りにし両腕とともに固定します。
これでランドセルカバーと両腕を固定できます。
背中の位置でメンディングテープを使い固定していますがこの時の固定に使うテープは少し長めにして貼るといいです。
*画像撮り忘れました(;´д`)
・次に上記の同じように加工したミラマットを股間を通すように頭部も固定してしまいます。(上下)
ふんどしみたいな感じですね。
後は補強で胸部、脚部横方向に固定して本体の梱包が終了です。
梱包が終わった本体は画像のようにチャック付きパックに収納します。
*画像のパックはB5版サイズを使っています。
★この収納時のコツですが
チャックを閉じる時に内部の空気はできるだけ抜くようにしてください。
完全に抜く必要はありません。
*完全に抜くと破損の原因にもなる場合があります。
梱包した本体が余り動かない程度で良いです。
本体の梱包はこれで終了です。
次に各付属パーツの梱包ですがこちらはチャック付きパックのみで行います。
・大まかにバラせるものはバラして個々に収納します。
コツは
・パーツにあったサイズに収めることです。
・突起の多いパーツや複雑で破損しやすそうなパーツはミラマットで包み少しサイズの多きなパックに収納すると良いです。
個別のパックを大きめのパックに全て収納し付属パーツの梱包も終了となります。
次は箱詰め作業
・ちょっと見えませんが箱の底のサイズに合わせてダンボールをカットし底板を追加しています。
郵便局の箱は組み立て式なので少し底が弱いため底板を追加しています。
*再利用ダンボールも底が弱くなっている場合も多いのでこの底板がある方が良いかもしれません。
続いて箱の底にエアピローを敷き詰めます。
★エアピローが無い、入手できない場合はプチプチでも良いのですができればビニール袋(縦35cm、横25cmくらい)のもの*100円ショップにて入手可能(50~70枚入位がある)
にプチプチや新聞紙やその広告、ミラマット等を少し丸めたものを入れ、空気を少しいれて縛れば簡易エアピローの代用にもなります。
・エアピローの上に梱包した本体を置き、両サイトにエアピローを入れて本体を固定します。
無い場合は上記の簡易エアピローやプチプチでも良い
できるだけ本体が動かないように固定するのがコツです。
空いたスペースに梱包した付属品を収納します。
後は組立説明書や緩衝材を使い隙間を埋めましょう。
できるだけ振動で梱包物が動かな異様にするのがコツです。
蓋をし少し振ってみるのも良いです。
内部で動くいているような感じなら動かないように緩衝材で埋めましょう。
★このように少し面倒ですがパーツごとに梱包してあるためパーツ同士が接触しての破損や塗料の剥がれを起こすことは絶対にありません。
完成品の発送で結構多いのが開梱したら破損していた、色が剥がれていたって事例も少なからずあるようです。
この方法だと上記の事はまず有り得ません。
また個々に梱包、個別にビニールパックに入っているので他の荷物の積み重ねで荷重が掛かっても破損の可能せは少なくなります。
この様に配送時に起こるトラブルを極力無くす事が第一なんです。
またこの方法なんですが確認しながら梱包することもできますし、裏を返せば開梱時に破損の可能性の高いパーツをそのまま取り付けた状態で送り、落札者側が開梱時とうや可動させた時等に破損させたにも関わらず『開梱したら破損していた、塗料が剥がれていた』は通用しなくなります。
そのための自己防衛にもなり『輸送時の責任であるとも断言もできます』
これはお互い対等の立場で取引を進めるためのものです。
相手への配慮をしっかり行い、自己防衛の意味でも役に立ちます。
結構、落札後はこれらのことを行わずトラブルに発展する方も多いようです。
取引は落札者が落札品を受け取り確認するまでであることを忘れなようにしてください。
これらの取引に関し少しでもお役に立てたら幸いです。
確実に安全にお届けするためのガンプラの梱包方法を紹介いたします。
その前にちょっと前置きから【長文だけど我慢してね】
私は運送事業に従事しているんですが以前、配送物の管理、責任者を担当しておりました。
大型精密機械から医療用関連の機材・機器、その他精密機器、ディスプレイ関連の装飾品や引越し等の梱包、配送、管理を10年以上経験しそのノウハウを利用しています。
できるだけ費用を掛けず簡単に梱包でき尚且つ安全に確実に落札者の元へ完成品を届ける梱包
少し話は変わりますがヤフオクでもガンプラ完成品の出品って多いですよね。
その中で実は結構、いろんな意見や話を聞く機会が有りガンプラ完成品を発送する場合に出品者側でもいろんな思考があることが分かりました。
この辺はまた後日記事にしたいと思います。
それでは!
発送のための梱包をする前に!
落札された出品者の皆様!! この事を念頭に作業することを忘れないでください。
『 完成品を無事に確実に落札者の元へ届ける!! 』
この事だけは忘れてはなりません。
ではまず最初に用意する梱包資材です。
・チャック付きの収納パック
100円ショップ等で入手できます。
大中小サイズで各種用意しましょう。
*ダイ〇ーさんのが数も多くてお得みたいです。
・ハサミ
・カッター
・メンディングテープ
・梱包用緩衝材
これらも全て100円ショップにて購入可能です。
*画像の緩衝材は食器などを包んだりする事によく使われるもので『ミラマット』等と呼ばれるものです。
・エアピロー
これは専門の梱包材取り扱い店等で入手もできますが私の場合ネットショッピングで送られてきた荷物に緩衝材として利用されているもを再利用しています。
*ヨド〇シとかの通販だとこれが入っています。
俗にプチプチ(エアパッキン)と呼ばれる緩衝材でも代用可能です。
次に発送するための箱なんですが私は郵便局の60サイズの箱を利用しています。
税込100円です。
もちろん再利用できる箱でも十分良いのですが60サイズにしている理由は
・『落札者への送料負担の軽減(送料落札者負担の場合)』
・『通常のHGシリーズ、MGシリーズなら十分な大きさ』
・『配送時の梱包物移動の可能性が小さい』
また、ダンボールの箱も耐久性の問題があります。
使われている紙や構造の違い、再利用品の場合はどうしてもこの耐久性が落ちている場合もあるので注意です。
また贈る商品(完成品やパーツ)より遥かに大きいと思われる箱だと緩衝材で隙間を埋めても何が原因でズレたり移動幅が大きくなるかわかりません。
それは国内への配送であれば確実に陸送であるからなんですが私の経験からトラックや鉄道などの場合、どうしても振動から逃れられません。
それこそひとつの荷物に一人ずつ人が手に持ち運ぶのであればこの問題もありませんが大量の荷物と一緒にコンテナに収められ陸地を配送されます。
トラック等もエアショック仕様のトラックも多くなりましたが私の知る限りこの振動を全くない状態で運ぶ事は不可能なんです。
なので梱包物に対しあまり箱が大きいと詰め物をしていてもどんな振動でその状態が崩れるのか予想もできないんです。
そのため、できるだけ梱包物が移動しない(移動幅が小さい)ものにするかが重要だったりすんです。
これは現在の流通でもわかりますが規制の箱詰め商品ができるだけぎっしり詰まった状態で配送されている状態からもご理解できると思います。
また長くなっちゃいましたが( ̄▽ ̄;)
では完成品の梱包を紹介します。
ここで利用するのは『ミラマット』と『メンディングテープ』で加工用にハサミ、カッター
まずはミラマットを縦長の短冊状にしたものを利用します。
・各パーツに合わせて幅や長さは調整してください。
・筒状にし腕、脚部をカバーします。
固定はメンディングテープで
要は可動部分等のパーツが振動等で動き他への接触を防ぐためです。
腰部の可動アーマーにも短冊状のミラマットを這わせます。
・ガンプラの頭部は可動部分でもありアンテナなどのパーツも多い場合があります。
まず画像のような凹型に切り抜いたミラマットを用意
凹んだ部分は首に通すようになります。
・頭部カバーを作ります。(画像左)
・画像右はランドセルカバー用です。
材料はガンプラの空き箱を切り抜いたもので。
硬さといい、加工のし易さからオススメです。
パーツに接触の可能性がある内側は箱の光沢のある面を利用するといいでしょう
・先に作った凹型のミラマットを首にはめ込み肩の部分を保護し頭部保護用の筒を被せます。
(この時点で固定する必要はありません)
・ランドセル部分ですが今回はメタルバーニアを使っているので結構外側へメタルバーニアが飛び出ています。
それを保護するためにカバーを付けています。
この時もミラマットをランドセルに被せその上からカバーを取り付けます。
(こちらも固定する必要はありません)
ここでお気づきの方もいるかもしれませんがテープによる固定をあまりしていません。
これはテープの貼り過ぎにより開梱時にパーツに付着する引っかかるなどして破損の原因にもなりかねません。
またメンディングテープである意味もあります。
粘着力の強いテープであれば固定も容易なんですがテープ自体に利用されている粘着剤や振動により剥がれた場合にパーツに付着する可能性もない訳でないのでそれらを回避するためのものです。
面倒と感じる方もいるかもしれませんが『念頭のことを忘れないでください』
・ランドセルのカバーの脱落を防ぐために幅広で作ったミラマットを2つ折りにし両腕とともに固定します。
これでランドセルカバーと両腕を固定できます。
背中の位置でメンディングテープを使い固定していますがこの時の固定に使うテープは少し長めにして貼るといいです。
*画像撮り忘れました(;´д`)
・次に上記の同じように加工したミラマットを股間を通すように頭部も固定してしまいます。(上下)
ふんどしみたいな感じですね。
後は補強で胸部、脚部横方向に固定して本体の梱包が終了です。
梱包が終わった本体は画像のようにチャック付きパックに収納します。
*画像のパックはB5版サイズを使っています。
★この収納時のコツですが
チャックを閉じる時に内部の空気はできるだけ抜くようにしてください。
完全に抜く必要はありません。
*完全に抜くと破損の原因にもなる場合があります。
梱包した本体が余り動かない程度で良いです。
本体の梱包はこれで終了です。
次に各付属パーツの梱包ですがこちらはチャック付きパックのみで行います。
・大まかにバラせるものはバラして個々に収納します。
コツは
・パーツにあったサイズに収めることです。
・突起の多いパーツや複雑で破損しやすそうなパーツはミラマットで包み少しサイズの多きなパックに収納すると良いです。
個別のパックを大きめのパックに全て収納し付属パーツの梱包も終了となります。
次は箱詰め作業
・ちょっと見えませんが箱の底のサイズに合わせてダンボールをカットし底板を追加しています。
郵便局の箱は組み立て式なので少し底が弱いため底板を追加しています。
*再利用ダンボールも底が弱くなっている場合も多いのでこの底板がある方が良いかもしれません。
続いて箱の底にエアピローを敷き詰めます。
★エアピローが無い、入手できない場合はプチプチでも良いのですができればビニール袋(縦35cm、横25cmくらい)のもの*100円ショップにて入手可能(50~70枚入位がある)
にプチプチや新聞紙やその広告、ミラマット等を少し丸めたものを入れ、空気を少しいれて縛れば簡易エアピローの代用にもなります。
・エアピローの上に梱包した本体を置き、両サイトにエアピローを入れて本体を固定します。
無い場合は上記の簡易エアピローやプチプチでも良い
できるだけ本体が動かないように固定するのがコツです。
空いたスペースに梱包した付属品を収納します。
後は組立説明書や緩衝材を使い隙間を埋めましょう。
できるだけ振動で梱包物が動かな異様にするのがコツです。
蓋をし少し振ってみるのも良いです。
内部で動くいているような感じなら動かないように緩衝材で埋めましょう。
★このように少し面倒ですがパーツごとに梱包してあるためパーツ同士が接触しての破損や塗料の剥がれを起こすことは絶対にありません。
完成品の発送で結構多いのが開梱したら破損していた、色が剥がれていたって事例も少なからずあるようです。
この方法だと上記の事はまず有り得ません。
また個々に梱包、個別にビニールパックに入っているので他の荷物の積み重ねで荷重が掛かっても破損の可能せは少なくなります。
この様に配送時に起こるトラブルを極力無くす事が第一なんです。
またこの方法なんですが確認しながら梱包することもできますし、裏を返せば開梱時に破損の可能性の高いパーツをそのまま取り付けた状態で送り、落札者側が開梱時とうや可動させた時等に破損させたにも関わらず『開梱したら破損していた、塗料が剥がれていた』は通用しなくなります。
そのための自己防衛にもなり『輸送時の責任であるとも断言もできます』
これはお互い対等の立場で取引を進めるためのものです。
相手への配慮をしっかり行い、自己防衛の意味でも役に立ちます。
結構、落札後はこれらのことを行わずトラブルに発展する方も多いようです。
取引は落札者が落札品を受け取り確認するまでであることを忘れなようにしてください。
これらの取引に関し少しでもお役に立てたら幸いです。